誰もが持っている、リフォームの「ワンテーマ」
古くなったものを新しくするだけではない。
新しいプラスの価値観を生み出す、それがリフォームの本質です
明確に見えてくる「ワンテーマ」のある暮らしへ
人がリフォームに求めるものが、古くなったものを新しくするという「マイナスからゼロへ」ではなく、プラスへの価値観を生み出すもの、つまり自分たちのテーマを実現するためのリフォームへと変わってきています。「暮らし方」にポイントを置いたリフォームです。そしてそこには、暮らしを核としたリフォームの「ワンテーマ」が見えてきます。
あなたの「ワンテーマ」は何ですか?
住まいのスタイルは生き方そのもの
マイホームは、住む人の人生を支え、家族とともに毎日を過ごす場所です。だから、ライフスタイルに沿ったものでなければ、快適な住まいとは言えません。逆に他人から見れば、ちょっと驚くような空間であっても、住む人が便利で楽しく過ごせるデザインやゾーニングであれば、それはその人にとって理想の住まいなのです。異色な間取りや変わったデザイン住宅も、設計までに施主様にうかがった無数のストーリーから仕上がったとわかれば、納得できるものです。施主様のライフスタイルや夫婦でのくつろぎ方、子育てのイメージ、趣味、お客様は多いのか、少ないのか、どんなテイストを望むのかなどを真剣のヒアリングしたなかで到達した理想の形なのです。最初のプラン提案から詳細を詰めていくプロセスは、どう暮らしたいかを考える時間でもあります。自分の人生や価値観、家族とあらためて向き合うことになるでしょう。その思いが強く大きいほど、プランナーは知恵を絞ってプランを考えます。スタイルのある住まいは、住人の生き方そのもの。そして、ひとつとして同じものはないはずなのです。
●○年後あなたの家族は●○になっていますか?
ライフスタイルの変化を考えてリフォームしよう
ライフステージ表を作ってみる
結婚、子どもの誕生、子どもの独立、子どもの結婚、孫の誕生など、年齢を重ねていくごとに家族のライフスタイルや好みは変化していきます。中には、リフォームをして何年過ぎたあとに、またリフォームの必要が生じてしまうケースもあります。そのたびにリフォームを繰り返していては、無駄な出費が増えるばかりでなく、住みづらくなることもあります。リフォームを上手く行うためには、自分の家族のライフステージ表を作ることをおすすめします。自分が都市をとるにつれて、その時点の配属者や子どもたちの生活スタイルを想定して、表にまとめてみましょう。10年後、20年後を見据えることで、リフォームの仕方も変わってくると思います。併せて、教育費や車の買い替え資金なども書き加えて、どの時期にどのくらいのお金が必要なのかをつかめるようにします。住宅の老朽化によつ外装などのメンテナンスやキッチンやバスルームのリフォームなども必要になってきますので、それらも書き込んでおきます。
定年になる前に
老後の生活も考えておく
定年退職時には、老後に備えたバリアフリー化、耐震工事などのリフォームを考えたいものです。段差解消、バスルームの手すり配置、玄関アプローチのスロープ化など安全に暮らすためのリフォームも行いたいところです。子どもの独立に併せて、部屋数を減らす間取り変更、趣味に合わせた空間づくりをするリフォームも人気です。
ムダなく、あなたらしいリフォームを実現するために
気になるリフォーム予算部位別の予算の目安
「お金のかけたい場所」は人それぞれ違うはず。おおよその平均予算を考慮しながら、自分のこだわりたいポイントをしっかり見つけ、暮らしの夢を叶えましょう。
※金額はデータから算出された商品代と工事費の合計金額の目安です。実際の工事費用を保証するものではありません。
Q戸建てのリフォームってどんなことができますか?
A木造軸組の家なら大胆な間取り変更も可能
戸建て住宅には、様々な工法があり、リフォームの自由度も異なります。ここでは、最も多い木造軸組工法の2階建てを例に説明します。木造軸組工法は、木の柱と梁を骨組みとして構造体を造っています。家の荷重を支えていない間仕切り壁は、比較的自由に移動できます。2室をつなげて1室に広げることも可能です。他にも、水回りの移動や増設、コンセントの増設なども問題ありません。規模の大小に関わらず、有資格者による専門的な構造計算と建築確認申請が必要になるのが、構造に関わるリフォームです。例えば、階段の移動や吹抜けの配置、増築、平屋から2階建てに、などのケースがこれに該当します。建築基準法の制限を守り、申請をクリアしなくてはなりません。
■リフォームの自由度が高いのは木造軸組工法
◎木造軸組工法
柱と梁で建物を造る工法。間仕切り壁は比較的動かしやすい。
○鉄骨造工法
軽量鉄骨は耐力壁が移動できないのでリフォームの自由度は低い。重量鉄骨は自由度が高い。
△ツーバイフォー工法
構造上、壁を壊して部屋を広げるのは難しい。開口部を利用して部屋を増築することはできる。
■木造2階建てにできないこと
×3階建てに増築
木造3階建てと2階建ては基礎の造りが違うため、2階建て用の基礎の上に3階建てを造ることはできない。
×制限を超えた増築
建ぺい率、容積率を超えて増築することはできない。土地によって上限が異なるので注意したい。
×柱のむやみな撤去
2階の荷重を支えきれない危険があるので、1階の柱をむやみに撤去することは避ける。
×その他 法規制の違反
採光面積の確保やキッチンまわりの内装制限、換気設備など、建築基準法の規則に反する改築は不可。
その実家どうする?
今注目される「実家リノベ(リフォーム)」
ヨーロッパの人たちと比べると、日本人は生涯収入が多いにも関わらず、生活にゆとりがなく感じられます。それは、生涯支出の大半を占める住宅の費用が高いこと、その住宅が財産として機能していないことが大きいと言えます。日本の受託の建替え寿命は30年。欧米に比べれば圧倒的に短く、それは日本人の新築偏重主義、土地神話、建物の価値の低さにあります。しかしこれが大きく変わろうとしています。
「親の家を住み継ぐ」というDNA
「慣れ親しんだ場所に住みたい」「両親や祖父母が大切にしてきた家を住み継ぎたい」。愛着を持つ実家をリノベーションする人が増えています。「親の家を残したい」という想い。「実家に帰る」「親の家を住み継ぐ」というのは、私たちのDNAにも刻み込まれているのかもしれません。実家であれば、全面リノベーション費用が1,000万円だったとしても、頭金が0円、ボーナス0円で全額住宅ローンでも、月々3万円台と家賃以下の返済も可能です。
リフォームで2世帯住宅へ
近年増加する2世帯住宅リフォーム。親世帯、子世帯のどちらにもメリットがあり、お互いを助け合いながら暮らしていく住まいの形です。子どもの面倒を見てもらえるなど共働き家族の支援や光熱費などランニングコストや税金面の低減などメリットも大きく、2世帯住宅へのニーズが高まっています。
リフォームで減築終いの棲家へ
生活負担やランニングコストを軽減する減築は暮らしにゆとりを生みます。老後が身軽で安心することができ、夫婦2人の人生を楽しむことが出来ます。
リフォーム以外の可能性は?
●建替えた方がいい場合
・地盤か建物に大きな問題がある
・大胆に間取りを変更したい
・リフォーム費用が建替え費用の80%を超えるなど
●売却し住み替えるという選択肢
「買い替える」へ●売却はせず貸し出し、家賃収入を得て住み替える
●複数の家を持つという選択肢
「複数の家に住む」へリフォームで一部を用途変更
●賃貸併用住宅
●介護施設併用住宅
●店舗併用住宅
夫婦2人の世帯の場合、建物をどう維持していくのか、というのも考えておく必要があります。例えば、賃貸併用住宅、グループホームなどの介護施設併用住宅などにリフォームして貸し出し、一部を住宅として住み分けるという方法があります。この場合、住宅ローンを子どもと2代というわけにはいかないので、リバースモーゲージローンなどを利用します。これは、建物を担保に借りて、利息だけを月々支払い、ご夫婦が亡くなられた後に、建物で元本を一括払いするローンです。自宅をつぶす必要がなければ、有望な老後の選択肢の一つだと言えます。
親名義の実家をリフォームするとき、相続税や贈与税などの税金の問題もしっかり検討しておいたほうが良さそうです。例えば、父親名義の建物を子どもが費用を出してリフォームをする場合、子から父への贈与となり、父親に贈与税が発生します。この場合は、建物の評価の“リフォーム資金に見合う分”を子どもの名義に変更してから、リフォームを行えば、贈与税の問題をクリアできます。あるいは、建物全てを子ども名義に移転登記を行い、所有権を取得しておいても構いません。ケースバイケースで様々な税金対策があります。CLEにご相談いただければ、最も有効な対策をご提案いたします。