住宅供給

日本の住宅はすぐ建替える

一般的なサラリーマンが住宅を買う場合の値段は、大体一生かかって何とか返せる額を設定しています。それをいいことに会社は借金に縛りつけて働かせ、国は多額の税金を払わせます。

しかも寿命が短い日本の住宅はすぐに建替えの時期が来てしまい、建替えに伴い、解体時には大量のゴミが排出され、建築時には大量の資源とエネルギーが消費されます。環境に非常に悪影響です。温暖化問題が叫ばれ、世界が問題に取り組んでいる中、このような状況は危惧しなければいけません。

社会に、地球に貢献できる住宅を
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日本の住宅の寿命は約30 年。何故、一生かかって何とか返せる値段の家がこれまでに低寿命なのか。それは住み継いでいくことを想定した家づくりをしていないから。戦後の低コストで質の悪い住宅は30 年で建替えを余儀なくされます。
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「低寿命」という価値観だけが残り、更に住むなら新築という意識が植えつけられ、十分な手入れをせずに建替えをしてしまう。こうして日本人は過去の失敗に踊らされ、無駄なエネルギーを使いゴミを排出し続けていってしまうのです。

現在の住宅の性能基準は、戦後の住宅よりはるかに良いもので、少なくとも30 年で建替え時期がくるようなものではありません。良い住宅は長寿命なだけでなく、それだけ住み良いもの。貴方がもしこれから家づくりをするのなら「良いものを手入れしながら残していく」考え方で、良い住宅を増やし社会や地球に貢献できる価値ある住宅を作るべきです。

どちらの街に住みたいか

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シカゴの街並み
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日本の街並み

シカゴのオークパーク。人口は約5 万人、多様な人種が調和し共生している市でもあり、歴史上に残る多くの建築物が存在している市でもあります。およそ100 年前につくられた家々が、今も大切に手入れされながら住み続けられています。住宅は景観を生み、美しい街並みをつくります。

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建築家フランク・ロイド・ライトが手がけた住宅がたくさん建ち並ぶ、美術館のような住宅街

外国では築600年の家に住む人も?!

ヨーロッパの人たちは築数百年の家に住んでいたりします。築400年なんてあたりまえ。日本で言えば戦国時代です。中には築600 年経っている家もあります。壊れた家は修繕を続け、驚くほどキレイに住んでいます。ですから基本的には家に対する投資は殆どかからないのです。

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世界の住宅供給

アメリカの住宅供給
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アメリカでは、過半数の人が中古住宅を選択。修繕し自分たちナイズしながら住んでいくのが一般的。DIY文化も発達しています。
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修繕に使用する沢山の種類の部材が揃うリサイクルセンターが発達。自分で探し、修繕するという環境・家計に優しい考え方。
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中古市場も大きくポピュラーですが、土地が広大なアメリカではまだまだ新築も盛んです。一般的な家から贅沢な家まで様々な家が造られています。
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近代建築の元祖・ライト発祥のプレイリー様式。従来の家は四角い箱に尖った屋根でしたが、ライトは内外を一体化し水平を協調したデザインの家を作り出しました。
イタリアの住宅供給
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イタリアの首都ローマは、古代ローマの歴史や文化を受け継ぐ「永遠の都」。街を歩けば、歴史的建造物の多く驚きます。街角を曲がった途端数千年前のローマ時代の遺跡や中世の宮殿が目の前に現れるのです。

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周囲の住宅は築300 ~ 400 年にもなるマンション。歴史的建造物として市に保護され、新しい住宅が増えることはありません。なので古くても希少価値があります。
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毎年4月ミラノでは「ミラノサローネ国際家具見本市」が開催されています。さまざまな企業やデザイナーによる展示が行われ、多くの人々で賑わっています。
スイスの住宅供給
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スイスの住宅は地域によって異なります。それは、各地域にある自然の建材を用いることが多いため。だから、地域によりその建物の個性が変化するのです。
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ギーセライという集合住宅地があります。住民でこの場所をどうしていくのか考え、決定、管理運営しています。コミュニティが発達した持続可能な共同住宅地です。
オーストリアの住宅供給
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オーストリアにはクルムバッハ村という木造エコ建築の持続可能な村づくりをしている村があります。村にある公共施設までが省エネで作られています。
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環境建築の先進のフォアアールベルク州では2050 年までにエネルギー自立を目指し、エネルギー研究所が中心となり省エネ住宅の普及を行なっております。
ドイツの住宅供給
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ドイツ発のパッシブハウスは、機械に頼らず、自然の力を活用する家づくり。基準を満たすには、高い設計と施工が必要で、その性能は日本の省エネ基準の2倍以上。
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シュタイナー教育を学ぶ校舎はシュタイナー建築で建てられています。その独創的で偉大な木造建築空間の中で学んだ子どもは、心身共に健やかな人間に育ちます。

住み継ぐ家を標準化

前述のことから、優良な住宅をつくり修繕をおこない住み継ぐ家に標準化させていくことで、日本の住宅業界の考えが変わってくるはず。

クローズド工法とオープン工法

修繕改修が容易な工法だということも重要です。多くのハウスメーカーではそのメーカー独自の工法で家づくりをしています。これを「クローズド工法」といいます。メーカーにずっと頼っていかなくてはいけないのです。もし万が一メーカーがなくなってしまった場合はどうするのでしょうか。一方で、一般に幅広く公開されている、木造軸組工法や2×4 工法などの工法を「オープン工法」といいます。

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そのオープン工法の中でも、木を用いてつくる木造軸組工法は、「日本の気候に最適」「建築時の変更が可能」「リフォームが容易」「木が安らぎとぬくもりを与えてくれる」「耐震・耐久性」等の点で優れていることから、日本の住み継ぐ家は木造軸組工法で作るべきだと考えています。

高まる木造住宅の需要

公共住宅にも木造を

木造のニーズは住宅以外にもとどまりません。内閣府の調査した結果で「国や地方公共団体が公共施設や設備に木材を利用する場合はどんな施設が望ましいか」と聞いたところ「学校施設」「福祉施設」を上げた人が過半数となり、これは子どもや高齢者のための公共施設で木の利用が必要されていることがわかります。その配慮など、静止的・物理的な面でも木が人の健康に良いことが知られています。

木造で建てたい建物は?

CLEの優良住宅

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木造軸組工法で建てた木をふんだんに利用した家
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省エネ機器と自然の恵みを生かした高性能住宅
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街並みと調和する家
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地域に拓いた家
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CLEは50年後、100年後まで住み継ぎ、後世に残る家づくりを行なっています

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