建築工事

木造軸組工法の秘密

日本の気候風土に最も適した住宅は、木造軸組工法で建てられた住宅です。
光や風、樹木や草花から四季の変化を感じ取る日本人の感性に、最も自然に近い木の家がマッチしているからだと言えます。木造軸組工法は昔から伝わる伝統工法で、在来工法とも呼ばれます。CLEの注文住宅もこの木造軸組工法が基本です。

木造軸組工法の秘密

木造軸組工法の家はしなやか。だから、地震に強い

木材は伐られた後に圧縮や引張、曲げなどの強度が増していくのが特徴。これは、鉄のコンクリート等のように新しいときが一番強く、時間が経つに伴って弱くなり、性能も低下する無機質な素材と最も大きな違いです。

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木は引っ張りの力や圧縮力にどれくらい耐えられるのか?同じ重さの別の材料を比較すると圧倒的に強いことがわかります。

耐力壁の量と配置で耐震性を強化

地震や強風から住宅を守るのが耐力壁。たすき掛け筋交い入りの壁は土塗り壁の10倍の強さがあります。耐力壁をバランスよく適切に配置することによって、耐震性は飛躍的に高まります。CLEは建築基準法で定められた耐力壁の2倍以上の強さを標準仕様にしています。

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増改築も自由自在。
ライフステージに合わせて空間を無駄なく活用

子どもの誕生、進学、就職、結婚と、家族と共に変化する暮らし。この変化に柔軟に対応出来るのも、快適な住宅の条件。木造軸組工法は自由自在に増改築出来るのが大きな特徴です。

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木造軸組工法の家は たくましい。だから、安心の耐震性

関東大震災や宮城沖地震等の経験を元に、その都度基準を見直し改正を重ね、耐震性を強化してきた建築基準法。この基準に基づいて建築される木造軸組工法の家は、安心の耐久性能を備えています。

接合部は構造用金物でしっかり緊結

土台と柱、柱と梁桁、土台と火打ち、筋交いなど、接合部分が強くしっかりジョイントされていることも強さのポイント。伝統の工法に先進の技術をプラスして、耐震性・耐久性をさらに高めています。

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木造軸組工法の家は進化する。だから、技術を活かせる

木造軸組工法の家は入念な地盤調査に基づいて設計されます。阪神・淡路大震災でも地盤を補強して倒壊を免れた例があるように、家づくりに地盤調査は不可欠です。また、頑丈な基礎や、防腐・防蟻対策、乾燥や通風など、最新の技術を柔軟に取り入れることによって、半永久的に長持ちするのが木造軸組工法の家なのです。

入念な地盤調査、適切な地盤補強。鉄筋入りの頑丈なベタ基礎を採用。

地盤の強さは地耐力で表され、地耐力5t/ ㎡以上なら「良好な地盤」、3 ~ 5t/ ㎡はやや不十分、3t/ ㎡は軟弱地盤。この度合によって地盤改良や基礎杭を施したり、基礎補強等を適切に行います。また基礎は、外壁や内部の壁下に連続して設けた鉄筋コンクリートのベタ基礎を採用し、住宅をがっちり支えます。

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木造軸組工法の家は熱に強い。だから、住む人を守る

木は燃えます。しかし、表面は燃えますが、中までパッと燃えてしまうわけではありません。金属類はある温度を達すると、急に軟らかくなったり、融けたりしますが、木材はだんだん断面が減っていくという燃え方をします。
木は太く厚く大きくすれば燃えにくくなるのです。

断面の大きい木材は表面は焦げても内部はしっかり。

木はある程度以上の厚さがあれば、表面が焦げるだけでそれ以上はなかなか燃えません。表面の炭化層が断熱材の役割を果たすため、内部の水が熱分解して加熱性ガスが発生するのを防ぐからです。木は燃えにくく、加熱しても長時間強度を保ちます。
万が一の火災でも非難時間を十分確保でき人命を守ります。

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木造軸組工法の家は 生き続ける。だから、人を優しく包む

鉄やコンクリートと違い、木の強さは伐った後でも続くのが特徴。ヒノキは伐られてから200~300年の間は強さがじりじり増して2~3割も上昇します。 その後強度はゆっくり下降線をたどりますが、1300 年経った法隆寺の古材は、それでもまだ、新しい木材と同じくらいの強さがあります。

自然材料だから五感に優しく、疲労が少ない。

木木造軸組工法の素材の木は、自然が生み出した建築材。紫外線の呼吸率が高く目に優しい。また木の床は適度な弾力もあり、衝撃を吸収するので膝を痛めません。更に感触がよく断熱性が高いので肌触りが良いなど、木は様々な特質を待っています。強く耐久性に優れて、光や音を優しく受け止め、心地よい住環境を作ります。

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RC造等の工法にも対応可

CLEでは、環境面や性能面等を踏まえ「木造軸組工法」で注文住宅を建てていますが、場合によっては、お客様のご希望に沿った工法で作る事も可能です。

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大工道具と職人との関係

家を建てる職人さんは様々な道具を使っています。しかし、昨今、電動工具や使い捨ての道具がもてはやされ、昔からの手道具が少なくなっています。それは匠の技を持った職人の衰退を意味しています。大工道具は、大工の技が合って初めて生きてくるのです。

大工道具は、大工・棟梁の技があって初めて生きてきます。

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