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第27回スイスソーラー大賞2017

スイスでソーラーエネルギーの普及に寄与した先駆け的な建築や人物、団体を毎年表彰するのがスイスソーラー大賞です。その中でも特に優れたプラスエネルギー建築(PEB)に贈られるのがノーマンフォスター・ソーラーアワードで2017年は3棟が受賞しました。

■大賞
建築事務所バース&デプラツェスの設計によるタミンス村の戸建て住宅です。太陽光発電による年間発電量は22,800kwhでプラスエネルギー度は144%になります。農村の景観になじむ美しい建物のデザインや太陽光発電パネルの屋根の軽やかな収まりが評価されています。

■優秀賞
マルタース村の小学校・幼稚園の増築。増築部分の屋根材に太陽光発電を使うことで、床面積2600㎡近い学校施設全体で108%のプラスエネルギーにしています。太陽電池式ヒートポンプで温水及び暖房を作り出します。断熱性能は被規制標準よりも少し良い程度ですが、屋根設備の収まりの美しさが評価されています。

もう一つはシャフハウゼンしのサッカースタジアム「LIPOPark」です。スタジアムの東西南北の屋根材として透光型の太陽光パネルが美しく収められており。観客への教育と模範機能が大きいと評価されました。作った電気を自家消費しており、スタジアム施設の暖房・給湯の熱源であるヒートポンプや照明以外にも、店舗にも太陽光からの電気を直接納入・販売しています。プラスエネルギー度は150%になっています。

海外の優れた建築から日本にも生かせることはたくさんあるはずです。CLEは広い視野を持って持続する社会を目指します。

出典:Schweizer Solarpreis 2017
参考:滝川薫の未来日記

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