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ベビーボックス

世界一しあわせな子育てが出来る国として高い評価を得ているフィンランド。充実した社会保障制度の中でも注目を集めているのがベビーボックス、マタニティボックスと呼ばれる育児パッケージです。これは子どもが生まれる前に国から無償で贈られるもので、1歳を無事に迎えられるよう様々なサイズの洋服から、哺乳瓶やスタイなどの育児グッズが入っています。またこれらのグッズは大きな段ボールに入っており、この段ボールはベビーベッドとして活用することができます。現金支給かボックスどちらかを選べるそうですが、ほとんどの家庭でボックスが選ばれているそうです。
もとは低所得者のみに贈られていたものですが、平等を大切にするフィンランドでは全員に贈られる現在の形に変わりました。生まれてくる子ども全員への社会からの分け隔てない祝福と歓迎のシンボルとなっているそうです。

フィンランドから始まりカナダやスコットランド、様々な国に広まっています。国や自治体での無償提供という制度はまだまだ発展途上ですが、いろいろな場所で需要は広まっているようです。
日本でも千葉県浦安市で特定の期間に育児相談を受けた人にマザーズバッグや衣類をプレゼントしたり、横浜市戸塚区で子育てグッズやお守り、家事代行などのサービス券等の出産祝いが受け取れます。
少子高齢化が進む日本では、待機児童問題や育児休暇など問題が多くあり、子どもを産んで育てやすい環境とは言えません。世界の文化から学んでいくことも必要かもしれません。

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