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マスコミの情報操作などの問題

日々我々の観るテレビニュースや新聞などには確実に真実があるとは限りません。
無知な市民がマスコミの策略に踊らされてしまうのです。

下記のグラフは、実際にテレビで使用されたグラフと同じように作成したもの(A)と、そのグラフを正しく修正したもの(B)です。

こちらのグラフは、某アイドルグループが解散後、元メンバー数人で行なった生放送番組を視聴したかテレビ番組が100人に調査した結果をグラフにしたもの。
赤の「見た」が10人にも関わらず、半分近くの人が見ているようなグラフになっています。
円グラフでの10%は36度程度ですので、正確にはBのようなグラフになります。
また、この調査は対象人数が100人と非常に少ないうえに、調査方法についての記述もされておりませんでしたので、非常に不十分な報道です。

こちらのグラフは日本とアメリカの貧困の差について示したもの。
某ジャーナリストが解説するテレビ番組にて格差をテーマにした回に使用されたグラフ。
「日本は貧困層がますます貧しくなっている」「アメリカではほぼ横ばい」ともっともらしく説明をしましたが、グラフは見ての通り不正をされていました。
縦軸の数値が、日本が0.1ずつなのに対して、アメリカは0.5ずつ。
さらに、横軸は日本が2010年までで、アメリカは2015年まで。
アメリカのグラフは2010年~2015年の横幅が広くなっています。
修正したグラフを見ると、貧困層が徐々に下がっており格差が確かに少し広がっているように見えます。
しかしながら、アメリカの富裕層の上昇率の方が高く、アメリカの方が格差が生まれているように見えます。

また同番組では、過去に韓国の特集を放送。
その番組内の韓国人へのインタビューで、韓国の少女の発言の字幕に「嫌いですよ、だって韓国を苦しめたじゃないですか」という文章をつけた。
しかし、その少女はインタビュー映像内では、実際には「日本には文化がたくさんある。多数の外国人が訪れるようです」というような内容を発言していたことがわかりました。
その後テレビ局は、「編集ミスで、実際に字幕どおりの発言していた箇所と誤り、映像を編集してしまった」というような内容の謝罪をしました。

こちらのグラフは「目立つ若い世代の不祥事」として警察官の世代別懲戒処分数をまとめたグラフ。
Aのグラフは円グラフの中心がずれており見るからに不自然なことがわかります。
10~20代が目立つように赤く塗られ黄色の文字で人数が書かれています。
30代と40代は同数にも関わらず面積が全く違います。
10代の警察官が少ないからか20代と合計されているのかもしれませんが、合わさっていても50代と人数はさほど変わらないということは、若い世代だけの問題として報道するべきではないのではないでしょうか。

このような印象操作は日常茶飯事に行なわれており、マスコミが悪いように報道を多くすれば、多くの人の意識がネガティブな方向へ誘導されてしまいます。

一時期「高齢者による自動車事故の多発」がマスコミによって多く取り上げられ、問題になりました。

しかし、実際は事故件数のみだけでみると60~80歳以上よりも10代が圧倒的に多いことがわかります。
また、10年前と比べると事故件数は全体的に緩やかに減少傾向です。
ですが、連日のマスコミの偏向報道によって、高齢者による事故のみが多発・増加している印象を与えられてしまうのです。
確かに、10代などの若い運転者の事故は「初心者」「運転慣れしていなから」と理由が多いのかもしれませんし、高齢者の事故は「運転能力の低下」からくるもので、高齢化社会の日本では今後高齢者が増え事故が多発するようになってくるのかもしれません。
それに対して、何らかの処置や対策をする必要性はあるのかもしれませんが、正しい報道・偏りのない報道をすることが、マスコミ・メディアの本来の仕事なのではないでしょうか。

更に、マスコミによる心ない報道・取材も問題視されています。
熊本地震の際には、スクープをものにしたいがため我先にと、被災者の方々に迷惑になるような行動したり。
某芸能人の病気の際には、家族の「そっとしてほしい」という声を聞かず、連日、家や病院に押し寄せ報道したり。
残酷な殺人事件の被害者の実名や顔写真などの個人情報を遺族の許可なく勝手に報道するなど、正気の沙汰とは思えません。
マスコミの方々には真実を伝える者として、真摯な姿勢で、報道という仕事に向き合っていただきたいと願っています。

そして私たちは情報を正しく認識する力を養っていく必要があります。

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