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火山国「日本」①

日本には15000以上の山が存在します。その中で「活火山」と呼ばれる、過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山の数は111。

活火山は世界で約1500ほどあり、そのうちの7%を日本が占めています。
活火山数保有ランキングでは、第1位アメリカ(178)、第2位ロシア(150)、第3位インドネシア(130)、第4位日本(111)、第5位はチリ(104)。
上位3国や5位のチリを含め、国土面積を比べると日本の2倍以上。他国と比べ、広くはない面積の中に111もの活火山があるのです。

■地震と火山の関係
世界の火山分布と、地震の分布のグラフを照らし合わせると、よく似ていることがわかります。
地震は地球の表面にあるプレートの移動・摩擦が原因で引き起こされます。
また、プレートの摩擦の結果、岩石が溶けマグマになり火山から地表へと吹き出すのです。
日本で発生する地震の発生や火山の噴火は、こうしたプレートの動きと関係があります。日本列島は、「ユーラシアプレート」と「北米プレート」の上に位置し、東の海から「太平洋プレート」がぶつかり、日本海溝で地下にもぐりこみます。また、南の海からは「フィリピン海プレート」がぶつかり、南海トラフで地下にもぐりこみます。
このため、日本海溝や南海トラフと平行して「火山フロント」と呼よばれる火山の列があらわれます。これが北海道や本州、九州の山脈、小笠原諸島などの火山帯。

日本一の山「富士山」は、3つのプレートがぶつかるところのすぐ近く、火山フロントの交点になるところに位置しています。

 

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