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日本の宗教

世界には様々な宗教があります。
キリスト教、イスラム教、仏教は世界宗教とよばれ、人種や民族、文化圏の枠を超え広範な人々に広まっています。
また、一口にキリスト教、イスラム教、仏教と言ってもそこから様々な宗派に枝分かれしています。

日本人の多くが形式には神道・仏教徒であり、その一方で自らは「無宗教」だと考えている人も多く、2008年の調査では73%の人が無宗教と答えたそうです。更には「宗教嫌い」の日本人も多く存在します。日本では古来から、自然には神が宿っていると信じられ、八百万の神がいるといわれてきました。その後海外から仏教が伝わり、寺を建てたり信仰したりするようになり、神と仏が共存する宗教観が生まれました。

更に、室町時代には宣教師ザビエルがキリスト教を布教しにきました。
一時西日本を中心にキリスト教信者が増えましたが、江戸幕府によってキリスト教が禁じられることとなります。
また、檀家制度により、寺と市民が結びつけられ、信仰を強いられました。
そのことにより、日本人の宗教観が薄れていったのではないかと考えられています。

また、近代では新興宗教やカルト宗教等による事件が国内・国外で多発し社会問題になりました。
その影響もあり、宗教が嫌い・不要だと考える日本人が多くなったのではないでしょうか。

 

 

ですが、一方で「無神論」であるという人は30%程度。
これは、正確な信仰対象の神はいないが、漠然と「神はいるかもしれない」「いるかいないのかわからない」というような考えの人が多いため。正月には初詣に行ったり、観光先の寺社仏閣でお祈りしたり、結婚式は教会で行なう等、行事化・文化化された枠にとらわれない感覚で、日本人は日々宗教と関わっているのです。

 

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