住み継ぐ②

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住み継ぐ②
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スイスから、築100年の木造4階建て。文化財として保護されつつ、内部はレストランとして利用されています。

 

2.日本人の住宅観doc04553020171122090920
・中古住宅市場の国際比較
日本の中古住宅のシェアは2008年時点で13.5%。アメリカの90%、イギリスの84%、フランスの69%と比べると非常に低い水準です。
特にイギリスには築150年を超える住宅のストックが86万戸以上も存在し、高値で取引されています。それに比べて日本の住宅寿命はわずか30年と言われ、築50年を超える住宅のストックでさえ200万戸ほどしかありません。

・日本人は新築が好き
日本にスクラップ・アンド・ビルドの考え方が定着したのは戦後の事です。日本でも戦前は、むしろ何世代も住み継ぐ超耐久の住宅づくりが普通の事であり、大切に住み継がれ、100~200年も持つ住宅がたくさんありました。建てる際には大工の棟梁がいい資材を調達し、腕の立つ職人を集めて、責任を持って施工していました。
ところが、戦争直後とその後の高度経済成長の時代は住宅が非常に不足したために、住まい手は質を問うよりも早くて安い住宅を求めるようになりました。住宅は「住まい」としてよりも「商品」として扱われるようになり、20年、30年サイクルで建て替え需要が発生する使い捨ての色合いが濃くなりました。それに伴い職人の質も悪くなり、このことは現在に至ってもなお大きな問題となっています。こうして「中古はダメだ。新築でなければ」という傾向となり、日本人の新築志向が形成されていったと考えることが出来ます。日本人だけが、ことさらに生まれつき新築が好きというわけではなく、市場の構造が日本人を新築好きにさせたという事にほかなりません。

次回、住み継ぐ③では、海外事例をご紹介します。

■参考文献
『空き家(マンション)対策の自治体政策体系化/地域科学研究会編(2015年)』

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