日本建築に宿る日本の心
日本の伝統的な家屋は縁側から庭、さらに優雅な場合には遠くの借景にいたる視界が美しかった。そこには、便利と快適を目指す以前に、日本人の独自の哲学と精神があったのです。しかし、現在の新しい日本の住宅は色々工夫はされているものの、基本的には欧米流の家屋を真似しつつ、その本質を失ったものになっていないでしょうか?
木と日本文化
CLEがつくる自然と融合する木の家
日本人ほど木が好きな民族は少ない。そして、木を活かして使う技術にかけても、世界で比をみない優れた腕を持っています。それは、北から南へ細長く繋がる国土に多様な良材が豊富に恵まれていたことに起因します。そうした風土の中で私たちの祖先は、木に精霊や霊魂が宿っていると信じていたのです。
今こそ、かつて世界を魅了した日本のよさを取り戻そう
世界中が賞賛した東日本大震災での日本の秩序
震災時も行列をつくり秩序を保った日本人
マグニチュード9.0の大震災に見舞われた日本。大津波にも襲われ、戦後史上最大の死者、行方不明者を出しました。この大地震のニュースは世界各国を驚かせましたが、それ以上に各国が驚いたのが、秩序を失わずに行動する日本人の姿だったのです。
日本に魅了された世界の建築家たち
フランク・ロイド・ライトと日本。浮世絵に魅せられたもう1つの顔
日本の帝国ホテルを設計したフランク・ロイド・ライト。ライトにとって日本は、最も深く関わる外国といっても過言ではないでしょう。そんな彼には、日本との関わりにおいて、もう1つの顔がありました。日本の美術に魅せられて、日本の版画、浮世絵を精力的に収集していたのです。
日本建築の美しさに魅せられたブルーノ・タウト
京都に建つ桂離宮。簡素にして、明快な建築と庭園は、日本建築の不屈の名作として、来日したドイツの建築家ブルーノ・タウトによって賞賛されました。
これからの日本人のあり方・生き方とは
2020年と日本の責任
2020年、東京で2度目となるオリンピックの開催が決まりました。これは日本人にとって世界からもらった大きなチャンスです。そして、それは大きな日本の責任でもあります。
私たちには、これらを責任持って果たす義務があります。
●震災復興
●汚染水問題
●国際平和
●フェア精神
●直下型地震対策
●おもてなし精神
日本人は何のために生きるのか?
少子高齢
社会不安
エネルギー問題
社会保障
財政危機
教育問題
景気回復
社会不安
社会保障
外交・安全保障
年金問題
経済成長
多くの課題を抱える混迷の時代。多くの人が生きる意味や価値を見出せず、人生の指針を失っています。そういう時代にもった必要なのは、「何のために生きるのか」という根本的な問い。
2020年の東京オリンピックは、日本人が忘れてきたものを取り戻すいいきっかけになります。そのためには、日本人一人一人の生き方が問われているのです。
2020年のその先、2100年(22世紀)に向けて日本人ができることは何ですか?