【photo】東一連鎖街 by sendaiblog
今、日本には1億2千万あまりの人が住んでいます。
経済成長以降、人々は忙しくてなかなか結婚が出来ない晩婚化、未婚化となり、いまや出生率の低い少子化となりました。
そして医療技術の進歩と、日本人独特の生活で、日本は世界に誇る長寿王国です。
ただ、それは高齢化ともいい、なかなか福祉的サポートのままならない場所も国内にあります。
それが、過疎化です。
過疎化している町には若者が居らず、、高齢者は移動にも一苦労をかけ、病院へ行くのにも買い物に行くのにも大変な労苦を使います。
過疎化し、高齢者だけになってしまうと農業など畑の管理も難しくなり、また、地元のお祭りなども一緒に準備する若者がいないと、文化が廃れていってしまいます。
過疎化
過疎化の原因として、高度経済成長以降、農産漁村に住んでいた若者が地元を離れ、三大都市へ行ってしまうことがあります。(東京付近・大阪付近・名古屋付近)
過疎になってしまうと、生産率が悪くなり、また、福祉、医療、教育にも支障がでてきます。
日本列島都道府県別に人口を比べてみると、1位は東京都の1318万余人が最多で、最少は鳥取県の58万余人となっています。また、面積から割った人口密度で比べてみると、依然東京都が1位で60万余㎡、鳥取県は1万6千余㎡で37位です。
人口密度最下位は北海道の7千余㎡となっています。
日本の就労者数(出典: 総務省-労働力調査)は62890人です。
(総務省-人口推計(平成23年10月1日現在)‐全国:年齢(各歳),男女別人口 ・ 都道府県:年齢(5歳階級),男女別人口‐)から、15歳~64歳までの生産年齢人口は総人口(出典: 総務省 - 国勢調査, 総務省 - 推計人口)1億2779万9千人のうち63.6%で、8128万164人です。
つまり働ける人口のうち働いていない人口は8121万7274人いることになります。
我が国の総人口と人口構成の将来推計について
グラフ出所:厚生労働省社会保障審議会人口構造の変化に関する特別部会(第3回)(平成18年12月)資料
県民別で1人あたりの所得(出典: 内閣府 - 県民経済計算年報)が1番多いのは、東京都民で415万5千円です。最下位は沖縄県民で203万9千円。24位は岡山県民で266万2千円です。
消費者物価指数(出典: 総務省 - 消費者物価指数年報)では、岡山は3位、沖縄は5位、東京は31位なので、東京は物価がそれほど高くないのに所得を上げていることが読み
また、このデータは総生産額や財政力、賃金によっても読み方が変わってきます。
【photo】[Cambodia] カンボジアプノンペンの託児所 by kimama_labo
19世紀末から今日まで、世界統計で見る人口は急激に増えており、「人口爆発」が起きています。
西暦1年ごろ約1億人だった人口が1000年後に約2億人へ増え、その後1900年には15億人まで増えていき、現在70億人となっています。このまま人口が増え続ければ2050年の世界人口は100億人まで突破することでしょう。
産業革命が進み、医療が発展し、穀物生産増加、貿易や物流がうまくいきだしたことが、人口爆発の原因だと言われています。成長・豊かな歴史の流れともいえますが、以下のような問題が起こります。
食料不足…生産が人口増加に間に合わず、人々は食料にありつけないことがあります。
住宅不足…急激に世帯が増えたことで、住宅の整備インフラが追いつかず安定した家を持つことが出来ません。
用水不足…生活の糧である飲み水や下水、調理水、工場用水の不足により、人々は困窮します。
雇用不足…急激な人口が増えたことで、就業できず、路頭に迷います。
他にも環境破壊や、資源枯渇、「不足」を解消する戦争や、エネルギー消費の増加による地球温暖化を進行させ、結果人々の暮らしは貧困、不平等となり、極めて満足といえない生活を送ることになります。
ジェンダーの不平等をなくし、次代を担う若者を教育・投資して、安定した出生のために医療などのヘルスを備えることができます。また、環境や水資源を念頭に入れ、高齢化をサポート、程よい都市化をすすめることで、世界人口に適うスマートな世界を実現できます。
【photo】耶路撒冷街头人文-哭墙 by llee_wu
日本の人口減少がどうして深刻化されているのか。
それは、他の先進国に比べて、そのスピードが急速にすぎることにあります。それはつまり労働力人口が大幅に減少することを意味し、これは他の問題に広く繋がる影響力のある課題になります。
アメリカはこれからも労働力人口が増えていきます。
フランス、イギリスも人口減少していますが、減り方は遅いです。
また、ドイツの人口減少も加速していますが、日本と比べればまだ緩やかです。
ブラジルは経済発展を続けています。
ロシアは豊かな資源を保有しています。
中国、インドは巨大な人口をもち、子供たちに勉強をさせて学力を上げ、文化を大切にしています。
このまま日本が流れに逆らわず衰えていけば、やがて世界経済への参加も、文化も知識も技術も失うことになるかもしれません。
【photo】Global Desing for Kids by Universidad EAFIT
世界には70億人余りの人間がいます。
これだけたくさんのひとがいるために、有限のエネルギー資源は限られ水や食料を分けるにも工夫が必要です。
もし効果的な政策をとり、都市を混乱や過密の起きないように配置し、制度や整備を整えて、食料や飲料、生活に必要なことを不足のないようにできれば、それは魅力的な未来ではありませんか。
まず日本国内から変えていくことができます。
日本列島を地方別に大きく分け、その複数県内で地産地消を実践します。地方の土地柄に合った住宅や道路の整備や、産業の確保を儲け、地方ごとに都市を作ります。災害やインフレなどの緊急時には各地方が助け合います。このような『道州制』をつくることは、人口減少や増加、少子化、高齢化を食い止めることが出来ます。
CLEが取り組むスマートへの礎
地方の土地柄にあった住宅を、災害に備えられて自然を壊さない地産地消のスマートハウスで作ります。