今日日本は多くの医療技術によって支えられ、また他国を支えています。
日本の医療にはどんなものがあり、どう発展していくべきなのかを共に考えましょう。
災害医療…天変地異やテロなどの災害時に一番心強い機能が医療です。
医療対象者が対応する側よりも多数になり、医療体制を整えたり、避難場所を設けたり、食糧支援や、そのほかの連携も一括して災害医療と言います。
緊急医療…その名のとおり、急患など急性病態の人を治す、ということ。
地域医療…病院などの医療機関で治療せずに、家庭で施しや学習をすること。
再生医学…胎児期の人の組織が欠落した場合に、機能を回復・再生させる医学分野のこと。
その分野も外科や内科、産婦人科、小児科、などなど多くに分かれており、今私たちは医療を選んで自分の弱点を治すことができます。
また、複数の場所で診断を受けて、正しい治療方法を探すセカンドオピニオンも受けられます。メディアでは強く新薬や新しい病気のニュースが報道され、正しい家庭で判断できる医療方法も載っています。
豊かで便利な現在の医療に、正確さと平和さが求められています。
私たちはそれが何たるかを一度は目にしそして聞き、知っておくべきです。
【photo】Day 027 by [cipher]
世界の中で、日本の医療はどれほどの位置にあるでしょうか。
また、そこから何を読み解けるでしょうか。
医師人口
…OECDの資料によると、「医師数・看護師数の国際比率(OECD諸国2010年34ヶ国)」の中で日本は医師数において28位、看護師数は11位となっています。
メンタルヘルスの国際比較
…OECDの資料によると、「メンタルヘルス障害の有病率(人口比・生涯有病率)」の中で日本の数値は最低水準の18.0%となっています。
自殺率の国際比率
…WHOの資料によると、「自殺率の国際比較(2011年105ヶ国)」の中で、日本は8位となっています。
平均寿命
…WDI・IMFの資料によると、「平均寿命とその世界ランキング」の中で、日本の寿命は178ヵ国中男女計で平均82.9歳、1位となっています。
医療費のGDP比
…OECDの資料によると、「OECD諸国の医療費対GDP比率(2012年34ヶ国)」の中で、日本は16位の9.5%となっています。
【photo】R0011163 by duck75
現代医療の課題には次のものがあります。
医療過誤
…医療ミスや診療ミス、患者に被害が及ぶことにあります。スムーズに治療を受けられない「たらいまわし」や、医師の不適切な診断「ドクターハラスメント」、新薬の使用承認が取れてから使用されるまでのラグが問題視されている「ドラッグ・ラグ」、治療を受けられない「医療難民」、医療費・医療サービス・地方などの違いによって起きる「医療格差」など、その幅はとても広いものです。
医師・看護師不足
…日本の医師不足には世界統計においても如実に表れており、昨今、医療崩壊の一抹として叫ばれています。昼夜を問わない過酷な労働、業務量増大、絶対数・必要数など、多くの問題点が医師不足として起きています。
薬害
…新薬や、信用の取れた医薬品であっても、医学的に有害な社会問題にまで被害が及んだ反作用があります。死傷者が出るほど危険な副作用があるもの、重大な危険がある薬の飲み合わせ、ウイルスや感染源の混入などによっても発症します。
患者のマナー
…患者だからと勝手気ままな振る舞いをして他者に迷惑をかける「モンスターペイシェント」や、個人的理由で夜間や休日に軽症患者がふらりと病院を訪れる「コンビニ受診」、かかりつけ医を持たない・定期受診を受けない妊娠している女性が産気づいたときに始めて医療機関へ訪れる「飛び込み出産」など、思いやりに欠ける行動が増えているようです。
【photo】病院にて by yoshimov
人の命を扱い、生かすことも殺すことも出来る医療において、何かをチャレンジし、またチェンジしていくことは、大変な責任と重大な意味を持っています。
明日や来年、何が起こるかわかりません。
大きな事故に遭うかもしれないですし、誰かを救わなくてはならない場面にあうかもしれないのです。
そんなとき、不健全で不十分な医療問題に直面するとしたら、私たちは正しい行動を取れるでしょうか。
日本の実直さの現れる医療を正しいものにしていかねばなりません。
私たちがすぐに出来ること
なるべく薬などは薬局や病院で具合を見てから買うようにしましょう。薬害や誤診のリスクが下がります。
定期的で良心的な受診を受けるようにしましょう。大きな事故が減り、マナー向上に繋がります。
皆が協力しなくてはいけないこと
医者・看護師人口を増やすために、多くの若者が医療の道を志し、またそれを支える制度や声援が必要です。
より精密な医療行為が出来るように、医療器具や医療機器の進化・発達が要求されています。
CLE総合研究所が考えていること
患者と医師・看護士に優しい建築物として、地域や用途に合わせた病院・診療所・クリニック・センター・薬局などを建てることができます。
多くの世界の子供たちが救えるように、募金活動をしています。
また医療の課題を重要視するために、世間に向けて声をかけていくことが出来ます。