都市

日本が抱える問題点

人間が地球を壊している

自然環境問題は、本格的に世界が取り組もうとしている最大の課題です。環境学者によると、地球が滅亡する時間を24 時間とすると、既に21 時間まできており、もうわずか3 時間しかないそうです。

日本が海底に沈む日

環境問題の1 つに地球温暖化がありますが、その影響で海面上昇の問題も出てきています。海面が1m 上昇したら東京では江戸川区・江東区・墨田区・葛飾区・足立区といった広い範囲が水没することになります。海水温度が上がると蒸発する水の量が増えるため、雨や雪がよく降るようになり、集中豪雨や台風を襲来させます。日本が海底に沈む日は一刻と迫っているのです。

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減る子どもたち

少子化の原因・問題点

少子化の原因は様々。2016 年に話題になった「保育園落ちた日本死ね」の様な待機児童問題等の子育て支援の不備や、若者の結婚願望の低下が大きな原因です。これは賃金の低下、長時間労働等の悪い労働環境で、恋愛や子育てに割く時間も資金もない為。
賃金の低下により、共働きを余儀なくされるのにも関わらず、家事育児は母親の仕事という概念が残り、女性への負担が多くなっています。家事分担し家庭を回す必要があります。また日本では未婚の母が疎んじられます。海外では未婚出産者が多く、そのため子育て施設等が充実しています。
この社会全体の設備や国民の意識が、少子化の原因になっているものと考えます。

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長寿大国、日本

3人に1人が高齢化の時代

高齢化の要因は大きく分けて、平均寿命の延伸・少子化による若年人口の減少と言われています。平成28 年の高齢化率は27%で3461 万人となっています。団塊の世代が75 歳以上となる2025 年には3677 万人に達すると見込まれています。その後も高齢者人口は増加を続け、3935 万人でピークを向かえ、その後は減少に転じると推測されています。

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高齢化社会の問題

高齢化の問題は多様にあります。地域、近所付き合いが薄まり高齢者が社会とも距離を置く形になってしまっているのが現状です。78.8%もの高齢者が振り込め詐欺等の特殊詐欺の被害にあっています。

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哀しすぎる孤独死

誰にも看取られることなく、ひっそりと最期を迎える孤独死。その数は年間約3万人いると言われています。孤独死してしまうのは、独居老人だけではありません。単身者が増えた今40~50代の独身中年が、病気による離職・休職、リストラで社会から離れ孤独死してしまうケースが多いそうです。社会からの孤立、近所や地域の付き合いが希薄な社会になったことが孤独死の要因ではないかと考えられます。

家づくりは人づくり

コミュニティを育むシカゴの街並みと
コミュニティを薄れさせる日本の街並み

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永久に不便しない
街コミュニティ
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都市の限界集落

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1つの場所に留まらず生き方に合わせ自由に住まいを変えるというがアメリカの住まいへの考え。故に、すぐに売れ、買ったらすぐに住めるという自由性があります。絶対的にそこで生活できる不便しない街とコミュニティ。そのコミュニティがあるから、自分で選択し住む場所を決めることができる。時間にもゆとりがあり、自分達が生きている豊かさを享受するのです。

限界集落は地方だけの問題でなく、都市部まで侵食しつつあります。駅前の商店街がよい例。
スーパーやショッピングモールにおされて人通りが少なくなった商店では、跡継ぎがサラリーマンになり、子育てのため出て行くことに。そして店内には残されたお年寄りが増え、益々人が入ってこない。ついには店を畳むしかなく、シャッター通りとなり土地も建物も売れなくなります。

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国土の有効利用

国土の正しい使い方が求められている

①災害に対して強靭な国土の形成=防災都市

いくら家の耐震性を高めても、その家が建つ地盤が軟弱なら意味がありません。

  • ●活断層の上には建てない
  • ●津波の被害に遭う可能性がある場所には建てない

建物だけ耐震にしても駄目。都市全体が耐震になっていないと駄目。

②適正人口分布。適正な日本の国土利用。

少子高齢化により、地方都市、農山漁村域の過疎化、疲弊、大都市の加重化と機能低下など、社会を脆弱にする不安定要因が国土を覆い始めています。

1つの提案「道州制」の導入

日本列島を地方別に大きく分け、その複数県内で地産地消を実践。地方の土地柄に合った住宅や道路の整備、産業を確保し、地方ごとに都市を作る。
災害やインフレなどの緊急時には各地方が助け合う。これにより、人口減少や少子化、高齢化を食い止めることができると考えます。

③コミュニケーションの成熟

地域のコミュニティ力増強が目標

災害大国でもある日本において、残念ながら人の幸せは決して約束されたものではありません。そしてその幸せや安心感は国や政府、会社組織が与えてくれるものではないということ、すでに多くの人が気がついているのではないでしょうか。それでは今後、確実に起こるであろう大災害に対して、どうすれば個人で対応することが可能になるでしょう。大切なことは、自分たちが生活する小さなエリア、地方のコミュニティの中で、いかにリスクを減らす体制を作れるかということです。ライフラインが遮断された状況でも、近隣住民の助け合いによって多くの命を守ることが出来ます。自分そして家族の生命を災害から守るためには住む地域の「コミュニティ力」を増強させることが大切です。

CLEがやりたいこと

住宅は家族の人生の基盤。日々の生活はもとより、長期に渡る人生設計にも関わってきます。正しい家づくりをすることで人が変わり、街や都市が変わり、やがて社会が変わります。よりよい社会へ向けて、CLEの家づくりは単に住宅だけにとどまらない様々なテーマを幅広い視点で検討し具体化します。

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お客様の生活のあり方、家族との関わり方を考えることは、すなわち人生のあり方を考えることです。
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地域の自然環境との繋がりを持つ空間と、周辺への溶け込みが住まいの可能性と豊かさを高めます。
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家づくりには様々な側面があります。それら1 つ1 つを解決していくことも高い「設計力」の成せる技。
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質の高い生活を送るには、通勤等の仕事場との関係も大切。希望に沿う土地を探すことも重要な仕事。

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