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昨今、フェイクニュースが社会問題になっています。2016年のアメリカ大統領選挙においては多数の関連フェイクニュースがネット上で拡散され、混乱を引き起こしました。
2018年1月にはトランプ大統領は、自身が事実ではなかったとみなした報道を「フェイクニュース大賞」として発表しました。

 

■日本におけるフェイクニュースでの逮捕事件
2016年熊本地震の直後、ツイッターに「地震によって動物園からライオンが逃げ出した」という内容の投稿がされました。偽の情報だと気付かずに善意で拡散した人や、デマだとわかっていながらおもしろ半分で拡散した人など多くの人によって瞬く間に広まり、動物園では100件以上の問い合わせに対応に追われました。最初の投稿をした男性は偽計業務妨害の疑いで逮捕されました。

■フェイクニュース広がりの背景
新聞や雑誌であれば情報と発信者が一体になって広がりますが、ネットの情報の場合は切り離され、情報だけが一人歩きし拡散されます。SNSではボタンをクリックするだけでシェアできるようになっており、その情報が事実なのか?確かめるということが少なくなりました。また、記事に広告が掲載されクリック数によって収入を得るビジネスが存在し、人々の関心を集めるため、記事の内容が事実か否かは問われないというものも横行しています。

フェイクニュースに踊らされないために、「1つの記事の情報だけを鵜呑みにせず、別のメディアでの報道内容を確認する」「記事の発信者や発信日時を確認する」「記事で使用されている外部リンクや情報源を精査する」等の対処はすぐにでも出来ることです。本当だと思ったから、面白いからと自身で拡散すれば加害者にもなりえます。事件や事故を引き起こす原因になるかもしれないのです。
わたしたちは、ネット社会で生きる上で事実を見極める力を養い、責任のある行動をしなければなりません。

 

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