所得連動型ローン

所得連動型ローン（ICL）とはオーストラリアやイギリスなど世界各国で導入されている卒業後の所得に応じて返済する奨学金のことです。これにより負担を軽減させるとともに回収率を上げることが目的です。
各国では「所得に応じた返済額（所得の一定の割合）」「一定所得以下での返済猶予」「一定期間あるいは年齢で返済免除」「利子補給」「その他考慮すべき要因（家族構成等）」「源泉徴収あるいは類似の方法」これら6つの要素を組み立てて仕組みを作っています。
欧米では家族の収入に関わらず個人の所得で判断されますが、家族主義的な日本ではどうなのか？年齢による免除になった場合の補てん財源はどうするのか？日本での導入には課題が多く残っています。